性別の特徴を活かして働こう

昨今、女性でも活躍できる職場作りに対する公的後押しが拡大してきています。政府は平成28年4月1日に「女性活躍推進法」を施行し、社会的にも働き方におけるダイバーシティ化が推進されてきています。

IT業界も元来の成果主義に基づいて、その性別に拘泥しないダイバーシティが確保されている職場だと言えるでしょう。実際、子育て中の主婦などが在宅中にWebデザイン・サイト構築・プログラミングなどの仕事に携わっているという話は、最近よく耳にすることでしょう。

他方、IT関連の仕事の中にはネットワーク監視やインフラ構築など、未経験な状態でも活躍できる仕事もあることから、エンジニアとして就職・転職する女性も増えつつあります。男性と比較して心遣いが細やかであることが多いため、特に人と人とのコミュニケーションが滞りやすいIT業界において、その存在を珍重するような会社もあるほどです。

また、女性は一般的に、男性よりも『聞く能力』に優れていると言われます。男性は1つの仕事に従事しだしたら、それ以外のことに注意を向けることができないのに対し、女性は仕事をこなしながらも全く別の話を聞いてその内容を理解できる柔軟さを備えているのです。そのため、多種多様な細かい仕事が飛び交う中で一定のコミュニケーションを図らなければならないようなIT系の業務においては、男性以上に適応力があるとされます。上手く性別による特徴の相違を生かして役割を割りふることができれば、業務の効率を上げることができるかもしれません。